三国志

大判 三国志

(17) 〜孟獲心攻戦〜 [大判 三国志]
発売元:潮出版社
568P
魏延が捕らえてきた孟獲を孔明は釈放する。陣へ戻った孟獲は、瀘水の対岸に一大防塞を築く。孔明は持久戦にもちこみ、南蛮軍の補給路を断った。慌てた孟獲は董茶奴をさしむけるが、董茶奴は孔明に命を救われた恩義を感じて戦わず、百杖の罰を受ける。これを見た頭目たちは孟獲に反発、董茶奴と示しあわせて孟獲を捕らえ、孔明に差しだした。

降参をしない孟獲を再び放つ孔明。孟獲は董荼奴を処断し、和睦をすると見せかけ、夜襲をかけるが、孔明に見破られて捕らえられる。快く一戦をしたいという孟獲を、孔明は三たび放つ。

本国・銀坑洞に戻った孟獲は、各地の洞長へ檄を飛ばす。諸洞の蛮王は孟獲のもとに馳せ参じた。大軍を前に孔明は様子見をする。孟獲らは蜀軍を挑発する。蜀将はいきり立つが、孔明は相手の油断を待っていた。退却したと見せかけ、侵攻してきた蛮軍を打ち破り、孔明は孟獲を捕らえる。

孔明に四たび放たれた孟獲は、禿竜洞の朶思王の力を借りる。炎暑の中、禿竜洞へ向かった蜀軍は、毒泉の水にやられて病人を続出させる。しかし孟獲の兄・万安隠者の忠告に助けられ、孔明は地下水を確保しながら前進を続け、ついに禿竜洞の地に入った。孔明は降伏した楊鋒一族を使い、宴席で女兵士の舞に見とれている孟獲を捕らえた。

懲りない孟獲を放たれること五度目。猛獣を操る木鹿王を頼ることに。朶思王が守る三江城が、孔明の策により落ちたこと知った洞長らは浮足立つ。それを一喝した祝融夫人は自ら戦場に赴く。

猛獣たちの攻撃に手を焼く蜀軍であったが、木獣を繰り出し撃退すると、孟獲、祝融夫人らを捕らえる。

自分自身が納得するまで戦え、と六たび、孟獲を放つ孔明。城も兵もすべて失い、蛮都を逃げ出した孟獲は、烏戈国の兀突骨を頼る。兀突骨には矢も刀も通さない鎧をまとう精鋭・藤甲軍がいた。孔明は魏延に、徹底して負け続けるように命じる。兀突骨を盤蛇谷へ誘いこんだ孔明は、最後の切り札を使い、七たび孟獲を捕らえ、ついに心服させる…。
3,200円 (税込:3,456円)

2018年5月25日 発売