三国志

大判 三国志

(16) 〜孔明の南蛮行〜 [大判 三国志]
発売元:潮出版社
567P
関興は父の仇である潘璋を討ち取り、糜芳・傅士仁も断罪する。連戦連勝を続け、怒涛の勢いで迫ってくる蜀軍を前に、孫権は張飛の首を持って逃げこんだ二人の武将を送り返して、玄徳の怒りを抑えようと考える。しかし、玄徳は仇討ちをすべて果たした後も和睦に応じず、勝ちに乗じて呉を進撃した。孫権は呉の危急存亡に際し、陸遜を大都督に抜擢する。陸遜は持久戦に持ち込み、火計をもって蜀軍を破る。

呉に大敗を喫し、白帝城に逃げこんだ玄徳は、孔明に後事を託して没した。劉禅が皇帝の位につくと、魏の曹丕は五路から蜀攻めを企てる。孔明はすでに四路からの攻撃に手を打っており、劉禅を安心させる。残る一路、呉との国交回復の使者に抜擢された鄧芝は、死も覚悟の上で呉へ赴く。孫権は鼎の中で油を煮えたぎらせ、使者の到着を待っていたが、鄧芝の覚悟と熱意は孫権の心を動かし、呉と蜀は同盟を結ぶ。

魏呉の攻撃を封じこめた蜀に一大事が起こった。南蛮王孟獲が十万の軍勢を率いて益州南方に迫ったのを機に、益州三郡が反蜀連合を組み、永昌に攻めかかってきた。これを見過ごせない孔明は自ら五十万の兵を率いて、南蛮討伐に向かった。巧妙な離間の策を用いて益州の乱を平定する……。
3,200円 (税込:3,456円)

2018年4月25日 発売