三国志

大判三国志

(12) 〜龐統の誤算〜 [大判 三国志]
発売元:潮出版社
591P
魏を訪れた張松は曹操に冷たい対応をされ早々に見限る。一方、玄徳は帰国途中の蜀の使者・張松を歓待した。張松は西蜀四十一州図を玄徳に贈り、帰国後主君の劉璋に玄徳救援を説得する。張松の尽力によって蜀での建国を決意した玄徳は、遠征軍を率いて蜀に入る。臣下達は宴席で劉璋を討とうと謀るが、玄徳は決断をくだせない。そのうちに漢中の張魯が蜀を攻撃、玄徳は葭萌関へ出陣する。

張松の玄徳宛ての密書が劉璋の手に渡ったことで、玄徳は劉璋に命を狙われるが、これを逆手にとって涪城を奪る。劉璋は五万の兵を雒城に送った。戦いの最中、孔明から玄徳に忠告の手紙が届いた。孔明に信を置く玄徳の態度に龐統は反発、積極策を進言する。玄徳軍は二手に分かれて進撃を開始。落鳳坡に向かった龐統は玄徳と間違われ壮絶な戦死を遂げる。

龐統の死を知った孔明は、玄徳救出のために動く。玄徳は、敵の誘引の計にかかり危機におちいっていた。だが、張飛が駆けつけ、玄徳を救い出した。孔明は名将・張任を金雁橋で討ち、要害・雒城をついに落とす。降伏を拒否した劉璋は、漢中の張魯に援軍を乞う下策に出た。張魯は援軍の将として、曹操に敗れ漢中に身を寄せていた馬超を任命する。出撃した馬超は、葭萌関で張飛と激しい一騎討ちを繰り広げる。
3,200円 (税込:3,456円)

2017年12月25日 発売